昴
「ほら。これでいいかしら?」
雅人
「ぶーーーーーー!!」
いきなり、服を脱ぎだして……!
雅人
「なななな、何考えてるの昴さん!」
お、俺の目の前に……昴さんの肌が……
いや、男の裸のはずだが、なぜかやたらと艶めかしい!
昴
「だってあなた男がいいんでしょ? 好きにしてよろしくてよ」
雅人
「え、いいの?」
昴
「やっぱり興味ありますのね」
雅人
「いやいやいやないよ! そんなの早くしまって!」
昴
「遠慮しなくてもよろしいのに。同じものが付いてるんだから、扱いは慣れてますわ」
雅人
「ごくっ……」
昴
「ふふふ……お姉さんがいいことしてあげましょうか?」
媚態のこもった眼でこちらを見つめてくる。
雅人
「はあ……はあ……」
艶めかしい背中に……
柔らかそうなお尻が……男の娘なのにやたらと意識してしまう!
今までさんざん男の娘と肌をあわせてきている自分にとって、男の娘からの誘いは……すでに抵抗できなくなってきている。
だから、この状況はまずい。
男の娘と二人っきり……しかも昴さんのような美人からこんな色っぽい誘いを受けては……
※中略
昴
「バーカ」
雅人
「あ、あれ……?」
昴
「クスクス……まさしく変態ですわね。男相手に本気になるなんて、やっぱりあなたはそっち側の人間ですわ、レベル高すぎ」
雅人
「あ、あれ……俺のこと騙した!?」
昴
「簡単に騙されすぎですわ。男なのにそれっぽい恰好してれば相手はだれでもいいみたいですわね」
昴
「雅人ってまじチョロ過ぎですわ。バカなの? 性欲魔人なの? 見境なさすぎ、死ねばいいんですのよこの変態」