「何をおどおどしていますの?」

雅人

「そりゃ、久しぶりに先代の巫女が刀もって現れたんだから、用心くらいするでしょ」

「大丈夫ですわ、あなた相手に振り回したりしないから。安心しなさい」

雅人

「見せないでいいから、早くしまって。つーかどこから持ってきたのそれ!」

「刀は男の武器ですわ。これを怖がっているようでは話になりませんわね」

「やはり、代替わりが早すぎたんじゃありませんこと?」

この人は……俺を苛めて楽しんでいる節があるよな。