御影
「舐めなさい」
うわぁ……
ああ、ちょっと優しくしたらすぐ調子にのる。基本的に他人の優位に立たなければ気が済まないみたいね、この子。
御影
「どうしたの? 私の足を舐めさせてあげると言ってるのよ」
御影
「あなたにとっては最高のご褒美でしょう」
伊織
「え……」
何を言ってるのかしら、この子は……?
御影
「隠さなくてもいいのよ。私のような男の娘を妹にしたいって、ちゃんと聞いたんだから」
ああ……そういえばあの時……
お嬢様たちの興味を逸らすために、咄嗟に適当な名前を挙げたのを思い出した。つまり完全に勘違いです。
御影
「正直、女装趣味のロリコンなんて、すっごく気持ち悪いけど役に立つから傍に置いてあげてるのよ」
御影
「だから、私の足にキスさせてあげる。そのほうがあなたも悦ぶんでしょ」
いや、絶対にあんたの趣味でしょこれ。