Event CG2
Event CG1

御影

「可愛い私に急接近されて、意識しているんでしょ?」

伊織

「ええ、とっても可愛いわ。ドキドキする」

御影

「そ、そう……」

私が素直に認めたのが意外だったのか、彼女は恥ずかし気にそっと目をそらす。

その様子は楚々とした恋する乙女が、愛しい人を前にして照れているかのように見えた。

御影

「んっ……」

ここからの後が続かないのか、もじもじとしてどう行動すればいいか考えているみたいだ。

小動物のように可愛らしく、愛おしかった。

伊織

「キス、しないの?」

御影

「え……!」

伊織

「だって、ここまで接近するってことは目的は一つでしょ?」

御影

「そ、それは……そうなんだけど……うん……」

するつもりだったのかな?

直前になって私が素直な態度を見せたから、調子が狂ってしまったのだろうか?

もし、そのつもりなら大歓迎なのに。